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株式会社シーアイエスは、創業以来、名古屋に本社を置くことから、トヨタ自動車など製造業ユーザー向けビジネス、地元の流通業向けビジネスを展開してきた。その同社が目指すのは、JBグループの1社として全国向けビジネスの確立と、顧客支援をよりきめ細かいものとするための企業力強化である。
株式会社シーアイエス(CIS)は、愛知県名古屋市に本社を置くサービスカンパニー。2006年4月に、JBCCホールディングス100%出資の事業会社としてJBグループの一社となった。
「創業は1982年。2007年に創業25周年を迎え、今年で27年目となります。創業時は、東海銀行の情報処理会社だったセントラルシステムズから、機器販売を目的に、誕生したのが当社です」と、佐々木和實社長は笑顔で説明する。
創業から26年の歴史を重ねた同社の強みは、「これまで接してきたお客さまに鍛えられてきたことで培われた技術力」だという。
このことばが示す通り、設立以来、IBM製品を販売するITベンダーとして中部地区を中心に事業を展開してきた。中部という土地柄、製造業、それも自動車関連の製造業をお客さまに多く抱える。自身も厳しくビジネスを行なう自動車メーカーを対象にビジネスを行なってきたことが同社の財産となっている。
「当社が扱ってきたIBM製品は、汎用機から、ワークステーション、ミッドレンジサーバー、そしてパソコン、ストレージとハードウェアの全ラインナップとなります。そのため、地場の大手企業であるトヨタグループ様とお付き合いをさせていただく機会も多く、その際、厳しく育てていただいた経験が大きな財産となっています」(佐々木社長)
IBM製ハードウェアを販売する会社は数多いが、全ラインナップの販売ができる代理店は決して多くはない。同社の技術力と販売実績を示ものだ。
さらに、トヨタグループのような大手製造業向けビジネスを行なってきたことから、三次元CADソフト「CATIA」を活用したPLM(プロダクト・ライフサイクル・マネージメント)ソリューションの構築経験も積んでいる。これも製造業向けソリューション提供に真剣に取り組んできた成果といえるだろう。
また、もうひとつの得意ソリューションである、中堅・中小企業向けERP「Super Streamシリーズ」については、財務会計を中心に、50件の導入実績を持っている。製造業と共に得意業種である流通業などに向けたビジネスを行なってきたことで得た実績である。
佐々木社長は2008年のビジネス目標として、「これまでの経験により培ってきた技術力を、JBグループの中でどう生かしていくかが大きな課題になってくると考えています。JBグループのお客さまの中で、我々の持っている技術に興味をお持ちのお客さまがあれば、気軽にお声掛け頂きたいと思います。といいますのも、これまでは中部地区中心にビジネス展開してきましたが、JBグループの一員であることを生かし、全国をターゲットとしたビジネスをどう実践するかを課題としているからです」と話す。
実際に大手飲食チェーンの全国販売ネットワークの構築を請け負った。これはJBグループとなったことで実現した、これまでにはなかった全国向けビジネスの事例だ。
今後、さらにこうした全国向けビジネスを拡大するという新しい課題を実現するために、佐々木社長が考えるのが、自社の企業力強化だ。
「お客さまにとって、本当の意味でのパートナーになりたい!と思っています。これまでの我々はお客さまから、『これをやってくれ』と要望を頂いて、それに応える"点の支援"を行なってきました。しかし、これからは本当のパートナーとなって、こちらからすすんで新しい提案を行なう"面の支援"ができるようになりたいと考えています。これを実践するためには、技術力はもちろん、経営力をあげて、どこから見ても安心できる企業でなければならないと考えています」
お客さまをより手厚くサポートしていくために、SEをお客さまの元に送り込んで、徹底的な顧客視点によるご支援をすることも行なっている。お客さまにとっての真のパートナーとなることを目指しての、新しい取り組みである。
さらに、経営品質の向上を具体的に実現するため、各プロジェクトにおけるQ(クォリティ)・C(コスト)・D(納期)の見える化に取り組んでいる。プロジェクトの進捗状況を正確に把握することで、将来起こり得るリスクなど予測を可能にした。先読みが可能となることで、リスクに先手を打って対応することが可能となった。
こうした努力によって、現状の売上高を拡大しながら、利益率向上を目標として掲げている。佐々木社長はその内容を次のように話す。
「JBグループ全体で進めている2009年度末を目標とした中期経営計画において、当社は経常利益率5%という目標を掲げています。これをいかに実現していくのかが、我々の大きな挑戦です」
2008年はシーアイエスにとって、大きな挑戦の年となりそうだ。