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「合併により販売会社としての規模を拡大すると共に、市場の変化に合わせお客さまをサポートする専門性を持った販売会社を目指したい」-10月1日付けでサプライバンクと合併した新生イグアスの矢花達也社長は、新会社の抱負をこう話す。サプライ、オフィス用品からハードウェア、ソフトまでITにまつわるほとんどの商品全てを扱う体制となったイグアス。今後の方向性について矢花社長に聞いた。
10月1日、JBグループの株式会社イグアスとサプライバンク株式会社が合併した。
460社のパートナー企業に対しハードウェア及びソフトウェアの販売を行なうイグアスと、6200社にITサプライ製品およびオフィス用品の販売を行なってきたサプライバンク。合併後は株式会社イグアスとして、イグアスの社長だった矢花達也氏が引き続き社長として経営を担当する。
両社の合併にはどんな狙いがあるのか。矢花社長は「扱っている商品に違いはありますが、両社はJBグループの中で、お客さまに商品を販売する事業を担当してきました。実際にイグアスのお客さまのうち、3~4割はお客さまが重複していたと思います。それだけに同じJBグループで販売事業を行なう2社が合併するのは、自然な成り行きだったと思います」と話す。
矢花社長の言葉どおり、旧イグアス、旧サプライバンクそれぞれ取引を行なっていた企業は、「同じJBグループの会社なのだから、注文が1社で済めば事務手続きも軽減されるのに」と思っていたのではないか。合併により、イグアスはハード、ソフト、サプライ、オフィス用品までトータルに提供できる体制が整い、ワンストップで企業のITにまつわる商品を扱う販売会社となった。販売会社としての体制が大幅に強化されたことになる。
ところで、同じ販売会社同士ということであれば、もっと前に両社が合併していても不思議はない。合併がこのタイミングとなったことには何か意味があるのか。
「サプライバンクは2005年に3つの会社を統合してスタート、イグアスは2006年に会社を設立しました。どちらも新しい会社でしたので各々の事業基盤と優位性が確立された現タイミングでの合併が適切だったと思います」
矢花社長の言葉には、システム販売会社として設立時から着実に事業を拡大していった販売会社としての自信がうかがえる。
合併後のイグアスが追求するのは、「取扱商品の広がりと共に専門性」と矢花社長は話す。「規模を追求するのであれば、イグアスよりも規模の大きなIT系販売会社がすでに存在します。そういった先達とイグアスの違いは、他社にはない専門性ではないかと考えています」
矢花社長の考える「イグアスならではの専門性」とはどういったものなのか。その具体的なイメージを話してもらった。
お客さまにとっては品揃えが増えただけでは意味がない。ハードからサプライまでトータルで提供する体制が整ったのですから、『このハードには、このサプライを組み合わせて利用するのがいいでしょう』といった情報を一緒に提供することで、お客さまにとって合併したことのメリットが生まれる。規模だけでなく、専門性を追求しなければ合併した意味はない。お客さまによっては、旧サプライバンクが扱っていた商品だけで充分というお客さまもいらっしゃるでしょう。ただ、イグアスになって以前よりも、取り引きするメリットがあると考えてもらえるような専門性をもった販売会社を目指したいのです」
イグアスが扱う商材は、ハード、ソフトはもちろん、特にサプライ商品は時代、技術の変化によって新たな変化が起きやすい分野だ。
「例えば記録メディアは、磁気テープ、リボンといったものが主流だった時代から、ハードディスクやNAS(ネットワーク・アタッチド・ストレージ)、SAN(ストレージ・エリア・ネットワーク)といったストレージの登場で、データ記録方法が全く変わるといった変化が起こります。紙に出力していたアウトプットを、環境問題に配慮してペーパーレス化をはかりたいといったお客さまもいらっしゃるでしょう。こうした変化が起こった際に、お客さまを適切にナビゲートすることも販売会社の役割だと思います」
新しいIT技術が誕生するスピードは以前に比べれば落ち着いたとも言われるが、その一方で携帯電話が欠かせないものとなり、2011年にはテレビ放送が完全にデジタル化されるなど、生活の中で利用するデジタル機器の数は増えていく一方だ。個人の生活基盤がデジタル化していく中で、こうした新しい機器とオフィスを結ぶ新しいアイデアが登場している。
「これまでの企業向けITシステムの範疇では捉えきれない大きな変化が起こっているのが現代です。創業時から、その変化に対応した新しい商材をいち早く見つけ出して、お客さまにお届けすることがイグアスの使命と考えてきました。サプライバンクとの合併により、より幅広い商材を見つけ、扱う体制が整ったと考えています」
時代の変化を感じているお客さまは、新生イグアスの動きに是非、注目して欲しい。