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立命館アジア太平洋大学教授
鈴木勘一郎
立命館アジア太平洋大学教授。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。米国ノースカロライナ大学チャペルヒル校ケナン・フラグラー・ビジネススクールから経営学修士号(MBA)、早稲田大学大学院アジア太平洋研究科(国際経営)で博士号(PhD)を取得。また米国スタンフォード大学フーバー研究所客員研究員などの経歴を持つ。東証マザーズ上場のジーエヌアイの創業メンバー。野村総合研究所(NRI)および野村證券において、ベンチャー企業へのアドバイスを含む投資業務やコンサルティングなどのポジションを経験。また様々な国際企業のアドバイザーとしても活躍中。著書に、角川書店『組織IQ』『株式投資の科学』、野村総研『組織IQ戦略』等。
企業を取り巻く環境は、グローバル化、IT革命、環境意識の高まり、技術革新などの構造的変化に加えて、金融市場の混乱、世界景気の低迷など経済環境は大きな変化を見せている。その一方で環境の変化からは様々なビジネスチャンスが出現しているのも事実で、企業は顧客に対して価値ある商品・サービスを提供するためにしのぎを削っている。
こうした変化に対して、企業では一部の人たちだけでなく、各自が自ら考え、素早い行動を起こせるような自立的な企業文化と組織機能を形成できるかどうかが大変重要である。経営コンサルタントができるのは問題分析と解決の「アイデア」提供であり、それを実際に実行しやり切らなければならないのは、それぞれの企業の経営者であり担当者である。
結論から言えば、環境変化の下で組織力を高めるには、「市場における変化をすばやく感知し、将来の方向性や戦略を明確にし、目標達成のための効果的な活動を素早く行う」ことが求められる。組織IQは各組織の活動レベルをアンケート調査等によって数値化し可視化すると共に、他企業の組織レベルをベンチマーキングすることで、経営の改善につなげる方法論である。