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組織の構築には、「all for one」の精神が重要となってきます。もちろん逆の「one for all」も大切なのですが、組織を生成するのは社員一人ひとりの力が一つの集合体となったとき。そんな中、重要視されているのが「ナレッジ・マネジメント」。ナレッジ・マネジメントは、個人の持つ知識や情報を組織全体で共有し明確化、作業効率の向上や新たな発見を容易にするなど、業績を伸ばすための経営手法です。上層部だけで決めた事項の結果を社員に伝えるだけでは、思わぬ損害を被る可能性もあります。だからこそ、社員個人の知識を組織的に共有することが、社員と組織の「智」の成長、そしてコアコンピタンスたる強みにつながるのです。
事業目標に対しどう動いたらいいのか分からない社員と、企業間における認知差を縮めるツール。それがバランス・スコアカード(BSC)です。BSCは「スコアカード」と「戦略マップ」の2つで構成。スコアカードは部門や社員のクリアするポイントをまとめたものです。一方、戦略マップとは「財務」、「顧客」、「業務プロセス」、「成長と学習」の4つの視点それぞれに業績評価指標(KPI)を設定し、数値を定期的に評価することで経営戦略の進歩状況を点検、各KPIの相関関係を表した1枚の図です。BSCでは、企業のビジョンや経営戦略を部門や社員の具体的な行動にまで噛み砕くことができ、社員一人ひとりに理解を深めさせることが可能です。
会社の強み。それは他社にはない独自性であり、特色、ある意味ではブランド力ともいえます。例えば、ファッションブランド。その名が国内、そして海外に知れ渡っているのであれば、ブランド力は備わっていると言えます。しかし、競合他社製品に比べ、知名度が低かったり、ブランドコンセプトが劣っていたり、伝え切れていない場合はブランド力に何らかの弱点があると考えられます。ターゲットやニーズ、機能は明確であるか。顧客に自社の強みはちゃんと理解してもらえているのか。是非もう一度、消費者目線に立ち返ってこれらを見直してみて下さい。単純なことの積み重ねがブランド力の強化につながっていくのではないでしょうか。
景気の変化が著しい昨今の経済状況。急な株価暴落や市場の変動にも動じない、そんな企業を目指したいものです。そこに必要なのはさまざまなサービスであり、他社と差別化された優位性のある中核事業。時代の変化に順応するためだけでなく、お客さまが求めるものに応えられる企業力や社員の営業力向上を図るためにも、コアコンピタンスを取り入れようと考えている方々が多いようです。
年功序列文化の日本では、その名残がいまだ根強い企業も多いのが現実です。伝統や習慣も大切ではありますが、傍から見ればどの会社も一企業。それぞれ目指す目標に違いこそあれ、会社として目標を達成するためには、時代に応じた多方面からの意見や考え方を取り込むことが重要です。ダイバシティ・マネジメントやバランス・スコアカード(BSC)導入、ひいては社員が発言しやすい環境作りなど、新たな取り組みにも挑戦してみてはどうでしょうか?
例えば、知識のない販売員が電化製品を紹介するシーン。他との機能や性能の違いなどを聞いても、よく分からない説明では購入する気が薄れます。私たちも消費者として、情報共有のとれていない現場の悲惨さを一度は経験しているはずです。もしあのとき、正確に商品の魅力を語れていたら...。社員と企業間における意識レベルのギャップと情報共有の希薄さがビジネスチャンスを逃す一因なのです。
※データは、すべて株式会社マクロミルによるインターネット調査をもとに作成しています。