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「モチベーション」は、いくつもの「ファクター」によって影響を及ぼしあっています。なかでも最も影響力が大きいといわれているのが「組織公平性」です。「組織公平性」には、次の4つの指標があります。(1) 「報酬」「人事」「業務内容」などが公平かどうかを判断する「分配の公平」、(2)決定までの手続きが公平かどうかを判断する「手続きの公平」、(3)業務に関する情報が公平に伝達されるかどうかを判断する「情報的な公平」、(4)従業員同士で人格を尊重しあっているかどうかを判断する「相互作用的な公平」。とりわけ分かりやすいのは「分配の公平」ですが、現実的に難しいことから「手続きの公平」などが再評価されているようです。
「モチベーション」を上げる手法のひとつです。「ミラーリング(鏡写しに真似る)」・「ペーシング(ペースを合わせる)」・「バックトラッキング(そのまま伝え返す)」、これら3つの感覚傾向の統合を「マッチング」といいます。「マッチング」は、ビジネスシーンのみならず、さまざまな交流の場において信頼関係の構築を可能にします。さらに上司の立場では、部下を導く「リーディング」能力が大切で、前述の「マッチング」とあわせて教育することで社員の理解力も深まります。このフローを「マッチング&リーディング」といいます。縦の信頼関係をしっかり構築することは、社員の仕事意欲を引き出すだけでなく、会社として必要な人材に導くことにもつながるのです。
「インセンティブ」とは、人や組織に行動を促す外部からの「動機付け」を意味します。例として、ある一定期間の売上目標を達成した営業担当者に対して一定の報奨金を支払う「営業インセンティブ」や、販売促進手法の一環としてサンプル品配布・プレゼント・キャンペーンといった「消費者インセンティブ」などが挙げられます。社員の意欲向上に期待できる「インセンティブ(通常の給与・賞与を除く)」は、報酬金や奨励金、慰安旅行や表彰などで、これらをTPO、社員の特徴に応じて上手く使い分けることが大切になります。ほかにも外的要因はいろいろと考えられるので、社員の「モチベーション」アップを目指すにあたり「インセンティブ」に工夫を凝らしてみてはいかがでしょうか。
程度の差こそあれ、5割近くの経営者の方々が社員の「モチベーション」の向上に対する取り組みを行っており、また1割程度が取り組み実施を示唆する結果となりました。経営者にとって、社員の「モチベーション」を向上させることは、単なる興味や関心ではなく、実際に取り組むことで何らかのメリットがある、といった見方をされています。
夢のスケールは人それぞれですが、夢を持たずして経営者になったという方は少ないのではないでしょうか。つまり「トップや上司が夢を語る」という行為自体、目標達成のための考え方やノウハウ、といった社員のお手本となるはず。いずれにしても「縦のコミュニケーション」は、上司と部下との信頼関係を深めることにもつながるようです。
「モチベーション」の向上について「昇進・昇格」、「報酬・賞与」よりも「社内コミュニケーション」が大切である、と考えている方が多い結果となっています。「地位」や「報奨」といった形で評価することも大切ですが、「社員教育」や「社内コミュニケーション」のような心理的側面から、「モチベーション」を向上させることも必要のようです。
※データは、編集部によるインターネット調査をもとに作成しています(調査機関:株式会社マクロミル)