日本ビジネスコンピューター株式会社

JBCC(日本ビジネスコンピューター株式会社、本社:東京都大田区、代表取締役社長:石黒 和義)の連結子会社で、ビジネス用プリンタ並びに、関連するソフトウェア開発及び周辺機器メーカーである株式会社アプティ(本社:神奈川県横浜市、資本金:4億2,660万円、代表取締役社長:山本健治)は、セキュリティ対策とTCOの削減を同時に実現可能にする、シンクライアントの新モデル「SecureTerminal(セキュアターミナル)T511EM」の販売を発表いたします。

昨年4月1日の個人情報保護法の完全実施に伴い、情報管理・保護体制の強化・整備の一環として、基幹システムの端末装置をシンクライアントへ移行する自治体、企業が増大しております。また、自治体や企業にとって重要な情報や個人情報など、膨大な量の情報を取り扱っているメインフレームを使ったシステムでのセキュリティ対策は、情報漏洩対策だけではなく、システムダウンしないための高い信頼性が求められます。

このような環境の中でAPTi社は、昨年3月31日にシンクライアントでありながらサーバーを介することなく、IBMメインフレーム、およびiSeries(AS/400)と直接接続できる端末エミュレータを搭載したシンクライアント「SecureTerminal T500E,T511E」の販売を開始し、地方自治体を始め、事業会社からも高い評価と採用を頂いておりますが、この度プリンタセッションをサポートして欲しいというお客様からの強いご要望にお応えし、IBMメインフレーム(TN3270E)、およびiSeries(AS/400)(TN5250E)からのプリンタ出力をサポートした新モデル「SecureTerminal T511EM」を発表いたします。

一般企業、官公庁、大学・教育機関、病院・医療機関などでの当製品の活用を積極的に推進する共に、OEM販売も行い、初年度の販売計画台数は1万台(価格はオープン価格)を目指しております。



「SecureTerminal T511EM」の概要・主な特徴

  • 5250/3270端末エミュレータ搭載
    IBMメインフレーム(TN3270E)、AS/400(TN5250E)の端末エミュレータを標準搭載
    ディスプレイセッションに加え、プリンタセッションも同時サポート
  • 高いセキュリティの実現(情報漏洩の防止)
    ハードディスクを持たず、また外部記憶装置の接続を制限することが出来るので情報の持ち出しができない
  • 万全のウィルス対策
    ハードディスクが無いので感染の危険性がない
  • 運用コスト(TCO)の大幅削減
    アプリケーション、OSなどのソフトウェアのインストール、バージョンアップ、ライセンス管理が不要
    ハードディスク、ファンなど駆動部がないため機器の故障が極めて少ない
  • 無音、省エネ、省スペース
    駆動部がないため音が発生しない
    ハードディスクが無いため粉塵の多い現場でも安心して使用でき、PCに比べ消費電力が少なく、コンパクトな筐体
  • 端末管理ツール
    システム管理者がセンター側でSecureTermianl(セキュアターミナル)の一括管理を行うことができるSNMP管理ツールを無償提供
    端末のIP、MACアドレス、各種設定の一元管理をはじめ、端末の起動、終了、再起動や遠隔操作など管理に必要な操作がすべてこのツールで操作可能

株式会社アプティについて

1991年10月、日本アイ・ビー・エム株式会社と東芝テック株式会社が出資し、コンピューター周辺機器の専門企業として設立した「アドバンスト・ペリフェラルズ株式会社」が前身。2001年4月、「APTiと日本ビジネスコンピューター株式会社(JBCC)の両社がそれぞれ保有する、技術力・販売チャネルを統合し、あわせて経営基盤を強化することで、お客様により良い商品とサービスをご提供する」ことを目的に、JBCCが株式の88%を取得し、「新生アプティ」がスタートしました。  事業内容は、プリンター、POS、金融端末の開発・製造・販売およびWebやネットワーク関連のソフトウェア開発で、事業分野別の売上は、プリンター60%、POS・金融端末30%、ソフトその他10%です。売上の60%を占めるプリンターは、自社(APTi)ロゴ40%、国内を始め欧州、米国、中国などの海外へのOEM供給が60%です。開発・設計やプリントヘッドの製造は主に国内で行い、プリンターなど本体の生産はシンガポールと中国で、また、マイクロコードの一部のコーディングとデバッグは、フィリピンで行っている国際的な企業です。国際標準規格ISO9001-2000、ISO14001の認証を取得し、グローバル企業としての積極的な取り組みを行っております。主な製品・サービスは、インパクトプリンター、レーザープリンターなどの「プリンティング・ソリューション」、バーコード/二次元コードのトータル・システムやモバイルでのプリント環境を提供する「ビジネス・ソリューション」、汎用機と接続しホストデータを直接印刷できるホストエミュレーターやWebブラウザから高速かつ精細な印刷を実現できるアプリケーションなどの「ネットワーク・ソリューション」また、APTi固有の技術を駆使したプリント・ヘッド、コントローラーなども国内外のメーカーへOEM供給を行っています。



【 お問い合わせ 】

●報道関係の皆様
 JBCCホールディングス 広報担当
 松尾/村松 Tel:03-5714-5177 e-mail:jb_info@jbcc.co.jp