第54期株主通信
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JBCCホールディングス株式会社代表取締役社長平素は当社の経営に一方ならぬご支援を賜り厚く御礼申し上げます。さて、第54期(平成29年4月1日から平成30年3月31日)が終了しましたので、事業の概況をご報告申し上げます。当連結会計年度におけるITサービス市場の動向は、企業の既存システム更新に加え、競争力を高めるためのIoT(*1)やAI(*2)などを活用した新たなビジネスモデル創出への取り組みが大企業のみならず、当社の主なお客様である中堅企業でもひろがり、IT投資は着実に伸長してきております。このような中、中期経営計画「Transform2020」の初年度に際し、「事業構造を変える」、「注力分野の明確化」、「新たな取り組み」を経営の基本方針として、お客様のデジタルトランスフォーメーションへの取り組みを支援し、更なる収益の向上に取り組んでまいりました。この結果、当連結会計年度の業績は、第1四半期連結会計期間末に連結子会社であった株式会社イグアスの全株式を売却した影響もあり、前期比では減収となりましたが、事業構造の変革や継続的な収益向上の取り組みにより増益となりました。以上を踏まえ、株主の皆様への期末配当につきましては、公表しておりました期末配当予想より4円を増配し、1株当たり18円(年間32円)とさせていただきました。次期も当社の主なお客様である中堅企業のIT投資については、引き続き、伸長することが予想されます。中期経営計画「Transform2020」での成長事業WILD7(*3)をさらに拡大し、成長基盤の確立と収益の向上に努め、皆様のご期待にお応えできるよう、より一層努力を重ねてまいりますので、引き続き、ご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。(*1)Internet of Things : あらゆる物がインターネットを通じてつながることによって実現する新たなサービス、ビジネスモデル(*2)Artificial Intelligence(人工知能) : 人間の脳が行っている知的な作業をコンピューターで模倣したソフトウェアやシステム(*3)WILD7 : 当グループでの7つの成長事業の総称2

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