JBアドバンスト・テクノロジー株式会社
JBCCホールディングス株式会社
JBCCホールディングス株式会社(本社:東京都大田区、代表取締役社長:山田 隆司)の事業会社でJBグループ(*1)のオリジナルソリューション開発会社である、JBアドバンスト・テクノロジー株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:谷口 卓、以下 JBAT)は、米国のTreasure Data, Inc(本社:米国カリフォルニア州、CEO:芳川裕誠、以下Treasure Data)が開発し、オープンソースソフトウェア(OSS)として公開しているログ収集基盤ソフトウェア「Fluentd(http://fluentd.org 、読み方:フルーエントディ)」のコミュニティに参加し、Windows版の開発を進めています。
昨今、企業内外にあるビッグデータを活用し、次の成長へ活かす取り組みが注目を集めています。あらゆる環境で日々発生し、増え続けるデータを効率的に活用するには、データ発生の都度、リアルタイムに収集・分析する仕組みが必要です。
Fluentdは、ログ収集基盤ソフトウェアとして国内外のWeb系企業やオンラインゲーム会社など(*2)で急速に導入が進んでおり、ダウンロード数は92,000件以上にのぼります。
JBATは、Windows環境で動作するFluentdの開発を進め、その成果をコミュニティに提供しました。これにより、これまで以上に多くの企業でFluentdの活用機会を広げます。
また、Fluentdの特長であるデータ発生の都度、データを収集する仕組みをJBATオリジナルソリューションやクラウドサービスに組み込み、リアルタイムなデータの利活用を支援するソリューション開発に役立てていきます。今後はサーバー環境のみならずスマートフォンや各種デバイスからもデータ収集を可能とする開発も進めていきます。
Treasure Data, Inc CTO 太田一樹様からのエンドースメント
私は、「誰でもすぐにデータをビジネスに役立てられる基盤を提供したい」という思いからトレジャーデータを創業しました。データ分析をする際に、データ収集は特に時間と手間がかかり、60%強の時間がそれに割かれると言われています。その背景を元に、データ収集をよりシンプルにすべく開発したデータ収集エージェントをオープンソースソフトウェア(OSS)として公開したのが、Fluentdが生まれたきっかけです。公開から2年強経った今、Fluentdは何万人、何百社という社外の開発者たちに受け入れられ、着々とコミュニティを育んでいることを嬉しく思っています。JBAT社のWindows版へのコミットにより、さらにFluentdのコミュニティが大きくなっていくことを期待しております。
(参考)
■トレジャーデータとは
2011年12月、米国シリコンバレーに設立された米国トレジャーデータ社は、ビッグデータを一定の月額課金で収集・保管・分析する業界初のクラウド型ワンストップ・データマネージメントサービスを提供しています。同社のサービスは、大容量の購買取引データ、Web閲覧データ、各種のアプリケーションやモバイル端末のログデータ、センサーデータやマシンデータ等、様々な非構造化データに対応しています。
日本では、2012年11月にトレジャーデータ株式会社を設立し、日本国内の事業開発および技術開発の拠点となっています。
■Fluentdとは
ログを収集し格納するためのログ収集基盤ソフトウェアとして、トレジャーデータ社のソフトウェア・アーキテクトである古橋貞之氏が開発しました。FluentdにインプットされたすべてのログはJSON(*3)に変換されてアウトプットされるため、ログを収集し、多種類のログを出力しなければならなかった従来型の仕組みが、Fluentdを活用することで一括管理が可能となりました。
(*1)JBCCホールディングス株式会社及び事業会社の総称。
(https://www.jbcchd.co.jp/corporate/group/)
(*2)Fluentd活用会社についてはFluentd Users参照。 (http://docs.fluentd.org/)
(*3) JSON(ジェイソン、JavaScript Object Notation)は軽量なデータ記述言語の1つで、様々なソフトウェアやプログラミング言語間におけるデータの受け渡しに使えるよう設計されています。
<関連リンク>
●JBアドバンスト・テクノロジー株式会社(JBAT) http://www.jbat.co.jp/
<お問い合わせ>
●報道関係の皆様
JBCCホールディングス 広報 松尾/村松
Tel:03-5714-5177 e-mail: jb_info@jbcc.co.jp
●お客様
JBAT マーケティング 木匠/齋藤
e-mail: jbat_sol@jbat.co.jp