社会福祉法人太陽の家
公益財団法人北九州産業学術推進機構
株式会社ソルネット
JBCCホールディングス株式会社

JBCCホールディングス株式会社(本社:東京都大田区、代表取締役社長:山田 隆司)の事業会社で九州・中国地区を中心にビジネス活動を展開している株式会社ソルネット(本社:福岡県北九州市、代表取締役社長:長濵 好数、以下ソルネット)と社会福祉法人太陽の家(本部:大分県別府市、理事長:山下 達夫、以下太陽の家)、公益財団法人北九州産業学術推進機構(本部:福岡県北九州市、理事長:松永 守央、以下FAIS)は、共同で、介護サービス現場でのスマートデバイス活用の実証実験を実施し、作業負荷の軽減と生産性の向上に取り組むことを発表します。

1.背景と経緯

2030年にかけて生産年齢人口の減少が加速すると言われており、特に対人サービス(医療・介護・飲食・ホテル)の現場においては人手不足への対策として、「労働生産性の向上」が喫緊の課題となっています。この課題解決のため、企業のIT活用を支援するソルネットは、北九州地域の産業振興に取り組むFAIS(*1)の支援を受け、障がい福祉サービス施設である太陽の家でスマートデバイスを活用し、介護サービス現場の作業負荷の軽減と生産性の向上を目指した実証実験を行うこととなりました。

2.システムの特長

スマートウォッチを活用し、ハンズフリーで介助を妨げることなく、いつでもどこでも職員間のスムーズな情報共有・伝達を可能にします。

・現場にいながら音声入力で作業報告し、必要な情報を職員間で共有することによる職員の作業負荷軽減
・複数職員での介助時やトラブル発生時など、助けの欲しい職員から全員へ、ヘルプコールの一斉配信による利便性向上
・作業計画に基づく予定のリマインダー配信と作業実績報告によるサービス品質の向上

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3.実証内容

検証施設:太陽の家「障害者支援施設ゆうわ」(大分県速見郡日出町)
検証期間:2019年1月~4月末予定
施設利用者を介助する職員がスマートウォッチを装着して業務を行います。介護現場におけるスマートデバイス導入の実現性と、ハンズフリーでのコミュニケーション機能や音声入力による介護業務の生産性向上を検証します。

4.今後の展開

ソルネットは、今回の実証実験の他、今後ホテルや飲食業現場での短期検証を実施する予定です。検証から得た知見を反映してクラウドサービスとして提供し(2020年度末を予定)、現場の働き方改革の推進と地域・社会の課題解決に貢献していきます。

 

■ 社会福祉法人太陽の家について http://www.taiyonoie.or.jp/
太陽の家は、障がい者が働き、生活するために必要な障がい福祉サービスを提供する施設です。太陽の家では、障がい者が地域社会の一住民として普通に暮らしています。1965年の創立以来、障がい者の働く場づくりに取り組み、多くの人が社会復帰しています。また、日常生活で常に介助を必要とする重度の障がい者も地域と交流を深めながら生活を楽しんでいます。

■ 公益財団法人北九州産業学術推進機構について https://www.ksrp.or.jp/fais/
北九州産業学術推進機構(FAIS)は産学連携のコーディネートによる研究開発から事業化への支援、中小企業に対する創業・経営支援等、北九州地域における産業支援機関として活動し、北九州市の産業の振興に取り組んでいます。

■ 株式会社ソルネットについて http://www.solnet-dot.com/
ソルネットは、1967年の創業より52年にわたってお客様のご指導をいただきながら、コンサルティングからシステム開発、運用まで、ワンストップで情報ソリューションをお届けできる会社として事業を展開してきました。これまでに培った技術力や知見に最新のIT技術を取り入れて新たな価値を生み出し、これからもお客様の成功に継続的に貢献できる会社を目指してまいります。

 

(*1) ソルネットは、ICTを利活用し、地域課題の解決と新ビジネスの創出を目指す北九州地域の企業・団体を支援する「北九州e-PORT構想2.0新ビジネス創出支援補助金」の支援を受け、実証実験を行っています。
https://www.ksrp.or.jp/fais/news/archives/2018/11-004071.html


本件に関するお問い合わせ
報道関係 JBCCホールディングス株式会社 広報 松尾/長谷川
TEL: (03)5714-5177 E-mail:jb_info@jbcc.co.jp
お客さま 株式会社ソルネット イノベーション事業部 西野
TEL: (093)661-5550 E-mail:sgpt@solnet-dot.com