私たちは、グループビジョンのもと、価値創造企業に向けて、挑み続けています。
それぞれの環境や場所で自分らしく働くメンバー同士をつなぎ、部門や世代を超え、仕事の誇りやこれからの挑戦など日々の想いを語り合います。
※この記事は2022年12月時点の情報です。
綱田:大西さんとははじめましてですね。私は入社当初は営業をやっていたのですが、その後マーケティングに異動して、現在はQanat Universeと各種ソフトウェアの製品企画や戦略立案を担当しています。
大西:私はもともと大阪の、今で言うITSの所属だったのですが、SIに興味があって、東京に異動してきました。それから20年ほど、主にWeb系の設計やシステム開発をやっています。JBアジャイルでプロジェクトマネージャー(PM)などの経験を積み、最近は、お客様と開発チームの橋渡しを担うセッションリーダーを担当しています。
# 製品開発とSI、違うところ・似ているところ
大西:SIは個々のお客様の要望に合わせてシステムを作りますが、汎用的な用途に合わせた製品やサービスを作るというのはどんな苦労がありますか?
綱田:最初に完成品パッケージを作って、その後少しずつアップデートしていくのが、昔の製品開発でした。一方で、現在のクラウドサービスは、サービスが完全に出来上がってない状態で市場に出して、ユーザーの反応を受けてブラッシュアップしていくのでやり方がまったく違います。最初の段階では「不完全だが使ってもらえるレベル」のものを出す必要があるのですが、どの機能がみんなに使ってもらえるものなのか、どの要素をどうやって汎用化するのか、見極めが難しいですね。
大西:そうなんですね。その見極めは、どのようにされているんですか?
綱田:最初に売れた案件を、営業、企画、開発で一緒に研究するんです。実際の利用パターンの理解を深めるために、パートナー企業やお客様へヒアリングすることもあります。その上で、お客様が本当にやりたい事は何か、実装すべき機能は何かを検討していきます。そこはSIと同じですね。
大西:SIでも、真の要件の見極めは課題になります。お客様の要望を直接ヒアリングしても、最初から全てを完璧に挙げることは難しい。だから、JBアジャイルを活用します。言葉でのやり取りとあわせて早い段階でたたき台を見ていただき、要望を反映するサイクルをスピーディーに繰り返すんです。実物を見ると、「これもあった!」という要件が出てきたり、こちらが解釈したことが間違っていたりなど多くの気づきがあります。実際にシステムを使う業務部門のみなさんの要望をすぐに反映できるし、喜んでいただけると嬉しいです。
# JBグループならではの価値を提供するために
綱田:Qanat UniverseはiPaaSと呼ばれるクラウド、オンプレミスの複数システムの統合を担う次世代プラットフォームサービスです。変化が激しい市場環境なので、新たなサービスの企画や協業等とにかくなんでも敬遠せずにやってみる、ダメなら途中で軌道修正と、スピード感を大切にしています。従来のやり方にとらわれない柔らかい発想も必要ですし、いかに簡単にわかりやすく伝えて届けられるかをいつも心掛けています。
大西:私が心掛けているのは、お客様の要望をそのまま実現するだけではなく、本当に必要なものは何かに気を配ることです。そのため、時にはお客様の要望と違う選択肢を提示することもありますが、お客様からの信頼を得るためには大切なプロセスだと考えています。プロジェクトの全体を見るようになってからは、常に俯瞰で見るようにして、取りこぼしている作業がないかも注意しています。経験がものをいう部分もあるので、長年の知見を活かして、全体が上手く回るようにしていきたいです。
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綱田 勝仁
コロナ禍を機に国内旅行の素晴らしさに開眼し、旅猿という旅行番組のロケ地巡りも兼ねて楽しんでいます。特に夏の北海道は最高!美瑛や富良野の広大な自然が楽しめる風景はオススメ。
大西 倫子
大学生の時に海外旅行の魅力にはまって以来、年1回の渡航を楽しみに仕事に励み、これまで約30カ国を訪問。最近はなかなか行けないので、世界のワインを飲んで次の計画を考えるのが楽しみ。